生きにくかった人がブログ始めるお話
自己紹介そっちのけブログ紹介
これであなたも即ポジティブになれる!!!
この一冊があなたの人生を180度変える!!!!!
理想のあなたになるたった一つの方法!!!!!!!!!
……突然うるさくてすみません。でも、はじめに言わせてください。
上記のような字面、既視感を覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は大いにあります。
例えば、四六版の自己啓発本(しかも1500円とかする)の帯とか、webサイトの大見出しとか。各所でこんなコピー、よく見ませんか? 俗に言う「月並みな表現」ってやつ。
それで、ここからが本題なのですが。
もしこんな感じの広告をうっかり目にしてしまった時、あなたならどう思います?
「いやなれねーよ!!!」
とか、思っちゃいませんか? もしかして、心の中の相方に大声でツッコんじゃったりしてませんか? ……え、当たってる? ほら、当たってるでしょ??
これがメンタリズムです。
まあ真面目に言うと、別に世の中、そんな卑屈な人ばっかではないかと思います。それは私も分かってます。もし国民全員が太宰治だったら絶対社会とか回らない。
しかしその一方で、まんまと上記のようなリアクションを取ってしまった方も一定数おられるかと思います。
安心してください。このブログ、そんなあなたのためのブログなんです。あなただけのためのブログなんです。(言い過ぎ)
さて、では本題(2回目)
そもそもなぜ、これらの広告はあなたの心に響かないのでしょう。
答えは単純明快で、メッセージ自体は抽象的なのに、プレッシャーだけはやたらと掛けてくるからです。
「理想の自分」「180度変わる」「一瞬で変わる」etc……。
いやね、重い。とにかく重い。言葉が重いんですよ。メンヘラ並に重い。(?)
こんなこと言われたら、「い……一瞬で変わらなきゃ!」とか、無意識にプレッシャーも掛かっちゃうってもんです。
でも、誤解を与えないように、先にこれだけは断言しておきます。
人間は変われます。絶対に変われます。そういう風にできてます。
ただし、変化は一日にしてならず。一瞬で変わることが不可能なのです。
なんだお前! ブログ題と言ってること違えじゃねーか!!
と思われたそこのあなた。誤解させてしまって申し訳ございません。
「即効魔法」の意味は、「即効で理想の自分になれる」ではありません。
「明日から、ほんの少しでも効果が実感できる」
が正解。
当ブログでは、生きにくい人がほんの少し明日から楽になれるような、具体的な方策
をお届けします。
というのも、人間は具体性のある方へと吸い寄せられていく傾向があります。逆にいえば、具体性がなきゃ行動ひとつできない。布団にくるまってるだけでも日は沈みます。
例えば、「そろそろ将来のこと考えなきゃマズいなぁ……」と思っている矢先に、好きなゲーム実況者の新着動画が目に留まったとしましょう。
これは見るしかないでしょ。間違いなく見ちゃうでしょ。
「将来について何か考える」と「好きな~という実況者のこの動画を見る」。
天秤にかけてみても、具体性の有無は一目瞭然。この場合、一瞬で後者に軍配が上がってしまいます。
つまり、行動するには具体性が必要なのです。
そこで、当ブログではこれから、心理学、現代思想、コミュニケーション本、その他様々なジャンルの本を元に、具体性のある行動の中から、私が実際に実践して効果の大きかったものを優先的に紹介してゆこうと思います。
「今日から実践できて、明日から少しでも効果を感じられる」ようなあれこれを、小難しい学問的な話や固有名詞はカットして、シンプルすぎるほどシンプルにお教え致します。ぜひぜひ、ご愛顧ください。
……それと。行動しろ! とか言われても結局どーすればいいの? と困ってしまう方もいらっしゃると思います。そのため、当ブログでは定期的に用例小説を書き綴ってゆく予定です。
……は? って感じですよね。申し訳ありません。
というのも、小説と言ってもただの小説ではありません。用例小説とは、当ブログでこれから紹介していく数々のアプローチの中から、いくつかを実践し、少しずつ人生を変えてゆく主人公にスポットを当てた小説です。
つまり、読みもの兼ハウツー本って感じです。オリジナリティ出してみたかったんです。すみません。ほんとすみません。許してください。
ちょっと自己紹介
そして最後。自己紹介遅れてしまってすみません。
わたくし、22世紀のひとと申します。子供の頃は自分のことを人間じゃない何かだと思ってました。それが名前の由来です。
さて、少しだけ自分語りをさせてもらいますが、私は高校一年生の頃まで、とても生きにくい性格をしてました。
外で友達とご飯を食べていても、教室の中でも、はたまたボウリング場で12ポンド玉を抱えているときでさえも、とにかく周囲全員からの視線が刺さって仕方がなかったのです。
もちろん、今考えれば全員が自分に注目するわけがありません。スーパースターじゃないんだから。でも、あの頃は本気で悩んでました。結局、あの頃の私が医学的に言うところの「視線恐怖症」だったのかは定かではありませんが、とにかく、視線の呪縛のせいで、せっかく思いついたアイデアも行動に移せなかったですし、面白いことを思いついたところで口にも出せませんでした。
まあ、辛かったです。辛い以上に、泣けてくるほど惨めだった気もします。
さらに、あの頃の私は、とにかく自分以外の全員がひどく羨ましく思えて、ちゃんと自分に目を向けてあげられませんでした。
同じような状況、心当たりある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく友達と話していても、隣のグループの会話が盛り上がっていると、「あー、あいつら楽しそうだなぁ。それに比べてこっちは……」と無意味すぎる比較をしてしまったりして、自分自身どころか、自分の近くにいてくれる人たちや、自分の傍に転がっているキラキラにすら目を向けてあげることができませんでした。
隣の芝生は青く見える。
あの頃から言葉としては知っていましたが、「だって実際に青いじゃんか!!」と心の中で静かに叫んでましたね。すげー鮮明に覚えてます。
さて、ひとまず昔の私(ホントはこの十倍ひどい)はこんな感じです。
そして、こんな生きにくかった人間でも、即効魔法を実践すれば憧れのパリピに!!
という話ではありません。残念ながら。
でも。自分らしいまま、人生を120%謳歌できるようにはなります。現に、私はなれました。もちろん、誰にだってなれると思います。
そもそも、社会に上手く馴染めなかった人は、往々にして人と違う何か=魅力を持っています。そして、人にない魅力を持ってるあなたが、素のままで生きれるようになったのなら。人と接することができるようになったなら、果たしてどうなるでしょう。
想像してみてください。
「おもしろい」「人として魅力的」「友達になりたい」
そう。やっと、周りもあなたの魅力に気付き始めるのです。何もしなくとも、あなたも周りに少しづつ人が寄って来ます。気楽かつ楽しい人生が遅れて幕を開けるのです。
とはいえ、生き方の選択は自由なので、そこに関して私からは何も言えません。
でも、無理してパリピになるよりか、こっちの方がよくないですか?
というとりとめもない提案で一旦閉めさせていただきます。
最後にひとこと。
初回ということもあって、長々と失礼しました。
このブログをこれから暇つぶし程度に読んで、かつ自分にできるものだけ選んで行動してくだされば、あなたはゆっくりと少しずつ解放されてゆくはずです。
解放って、何から? それは人それぞれでしょう。
でも、前よりも生きやすい自分にはなれるかと思います。
さあ、一緒にゆる~くやっていきましょう。それではまた!!!